クリスマスケーキがクリスマスの当たり前になった理由。そこから学ぶ新しいマーケットの創り方

世の中はクリスマス。

クリスマスにクリスマスケーキは定番。

 

どうしてクリスマスケーキは日本で当たり前になったのでしょうか。

昔は食べなかった。と話される経営者の方もいらっしゃいます。

 

本来、クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う西欧の風習文化。

神道や仏教が多い、日本の文化とはかけ離れたものですが、日本でもクリスマスには欠かせないものとなりました。

 

そこにはマーケットを創造する。新たな商品開発のヒントがあります。

今回は、そのヒントをお伝えします。

 

 

 

1.クリスマスケーキは新たに生み出されたマーケット。

 

日本でクリスマスケーキが食べられるようになったのは1922年頃。

お菓子屋の不二家がクリスマスの特別なケーキとして販売をはじめ、広まったものといわれます。

 

本来、イエス・キリストのバースデーケーキとして食べられていたものがクリスマスケーキ。

ドイツであればシュトーレン。

イギリスはクリスマスプディング。

フランスはブッシュドノエル。

 

西欧どこの国を見ても、日本で売られているような華やかなケーキではありませんので、日本で独自に生まれた風習。

 

クリスマスケーキは、菓子屋が仕掛けた新たなマーケット創造ということですね。

既存のマーケットを獲得する発想ではなく、新たにマーケットを作る発想から生まれています。

 

 

 

2.クリスマスケーキに見る、新たなマーケットを創る発想と商品づくり

 

クリスマスケーキはどのように発想されたのでしょうか。

不二家の創業者がアメリカに修行に行った際出会った、いちごショートケーキをヒントに。

 

白いクリームを雪に見立て。

赤いイチゴをサンタにして。

紅白でおめでたいケーキを。

これをクリスマスに家族で食べましょう。

 

これがスタートといわれます。

 

ここに2つのヒントがありますね。

 

一つ目は

“元々あった商品の価値を見直して提案した”

 

アメリカではクリスマスにパイを食べる風習が多いため、イチゴショートケーキは、元々クリスマス用ではありません。ですから、生クリームを雪に見立てることも、イチゴをサンタクロースに見立てることもクリスマス用に商品の見直し、後付けした価値です。

新しいマーケットを作ろうと考えると、どうしても新たな商品開発をしなければならないと考えがち。ですが、今の商品の価値を見直すだけで、新たなマーケットを創造できたり、違うマーケットを獲得できるチャンスが生まれます。

 

 

二つ目は

“こんな暮らしがあったら良いな。という思い・文化・シーンを導入した”

 

西欧では、クリスマスを家族で温かく祝うという風習があります。

温かな家族や友人との時間。このシーンを提案できたことがポイント。

商品や企画を考えるとき、どうしても既存のマーケットや、今ある商品から発想しがち。

ですが、

“こんな暮らしがあったら良い”

“こんなシーンがあったら良い”

 

この視点から発想すると、企画の考え方が広がります。

当たり前とか、今までこれだから、うちの商品は関係ないと固定概念から考えていくのではなく、

 

業種や和洋関係なく、固定概念にとらわれず。あえて当たり前を崩してみる。

このシーンにうちの商品があったらどうだろう。と発想してみることがポイントです。

 

 

3.マーケットを創るときは、言葉を創る。

 

今、巷では“クリぼっち”という言葉があります。

クリスマスにひとりぼっち。を意味するようです。

 

この“クリぼっち”という言葉ができたことで、新しいマーケットやビジネスチャンスが生まれています。

 

“1人で過ごすクリスマスを素敵に”

 

例えば、お一人様用のクリスマスケーキ、オードブルセット。

もっと発想を広げれば、

クリスマスに1人で楽しめるアロマセット。

1人だからこそできる、聖なる夜にゆっくりと読める本の提案。

1人でも、おしゃれに優雅にディナーが楽しめるコース。

どんどん発想できます。

 

 

言葉を作るから、マーケットになる。

クリスマスケーキや、バレンタインチョコも同じですね。

クリスマス用の特別なイチゴショートケーキではなく“クリスマスケーキ”

バレンタインに告白するときに渡すチョコレートではなく“バレンタインチョコ”

バレンタインからは、友チョコなどの派生語により、さらなるマーケットも生まれています。

 

新しいマーケットを創造したいのであれば、専用の言葉や商品名をつける。

ぜひ、意識しておいて欲しいポイントです。

 

 

 

4.新しいマーケット創造を時流が後押してくれる

 

商品開発や企画の話をしていると、よく言われるのが

“マーケットはありますか? 市場規模はどれくらいですか?”ということ。

中途半端に経済を学んだ方や、ガチガチの固定概念にとらわれた方がよくおっしゃいます。

 

マーケットのないところに挑戦するのですから、今のところマーケットはありません。と答えるしかありませんね。

 

ですが、世の中の流れ、時流の後押しは非常に大きいです。

 

まずは、消費者意識の変化

明らかに消費者の価値観は多様化しています。

昔のように“これでなければいけない”という価値観は減ってきている。

絶対多数ではないけども、必ず新しい価値観に共鳴してくれる消費者がいる可能性は高まっています。

 

 

もう一つは、情報流通スピード・量の加速的進化。

パソコンやスマホ。LINEやFacebook、InstagramなどのSNSの普及。これらにより情報が一気に拡散できる時代となりました。1人の発信者が数万、数十万の人に対し、情報を伝えられるようになっています。

だれか1人でも良いと思って発進したら、それが一気に広がる。同じ価値観の人に伝播していく。それは大きなチャンスです。

 

 

5.あるかどうかもわからない、新しいマーケットに挑戦するメリットは?

 

最初に始めた。先駆者というのはそれだけでブランドメリット。

 

しかも、新しいマーケットですから敵がいません。

既存マーケットのように大企業や、すでに先を走っている企業・競合とわざわざ勝負する必要がない。

 

敵がいないから、販売価格も自由自在。収益性の高いビジネスが展開でき、高い利益を得ることができる。

 

利益性が高いから、少量でも利益がでる。社内の効率はもっと高まる。

 

目新しさも差別化要素になる。

 

しかも、前述したように、今ある商品で、価値を付け替える、表現を変えるだけでできるのであれば、リスクを低く抑えてチャレンジできます。

 

資本力や技術力などの高い大企業や、経験を持っている先駆的な企業がいる既存マーケットに挑戦するより、リスクは少なく、メリットは大きいと言えますね。

 

 

 

いかがでしょう。

あなたは新たなマーケット作りに挑戦していますか?

既存のマーケットばかりに目がいって、苦しい戦いを挑み続けていませんか?

 

既存のマーケットに挑むことは、簡単なように見えてとても難しいもの。

大きな市場規模であればあるほど、敵は大きく、百戦錬磨の相手と戦うことになります。

 

新しいマーケット作りに挑戦することは、

大きな利益を獲得できる

他とは差別化する。

高いブランド力。

敵が少ない戦い。

リスクを抑えてチャレンジできる。

 

ちょっと発想や視点を変えるだけで、可能性は一気に広がりますし、私の顧問先でも大きな成果を上げている、小さな企業や事業者が増加中です。

 

ぜひ、一度考えてみてください。

発想一つで一気に業績が高まっていきます。

 

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