危機を目の前にした時、会社の会長は社内に何を伝えて欲しいのか?

先日 ある70代の会社経営者(今は会長さん)と話す機会がありました。

70代の会長。今は40代の息子に会社を任せていますが、今回の新型コロナウイルスで売上・集客が大きくダウン。稼ぎ時の3月にこういった状況になると会社経営は、やはり苦しい。

売上や集客はもちろん心配。経営の面で見れば資金繰り、従業員の給与、返済のこと。たくさんの心配が出てきます。

 

そんな中で、リーダーを集めた定期ミーティングが間近。

「ミーティングで私はどんな話をしたら良いかなぁ」という質問をいただきました。

 

会社の中には、いままで会社を経営してきた先代と呼ばれる方。

長く会社に勤めてくれた年長者、長老と呼ばれる方。

こういった方々が会社の危機に際し、

どんなことを社内に発信したら良いか。何を伝えることが大事か。

新型コロナウイルスだけではなく、オリンピック後に訪れる不況の時代に向けて。

ぜひ、今考えて欲しい内容です。

現経営者と後継者の戦いをより良い未来につなげる心得3つ

1.不安を煽ってもしょうがない。伝えるのは危機にあたっての心の持ち方。

今回のような危機が訪れると、どうしても色々な施策を言いたくなるもの。

売上や集客が落ちるからコストの意識を持って欲しい。無駄な経費を使わない等。

あれはこう、これはこうして・・・。

 

言いたい気持ちはわかります。

ですが若い社長も従業員もそんなことは言われなくても感じています。

わかっているところにさらに追い討ちをかけることで、不安はさらに増大し萎縮していくだけ。

 

会社や年長者が伝えて欲しいのは、そこではありません。

大事なのは危機にあたってどういった心持ちで仕事をするか。

今、どのような心持ちで仕事に望むのか。

非常時における行動一つ一つが、事態が収束したときどんな評価をもたらすか。

危機の時は、当たり前のことを当たり前以上にする。

今この瞬間、どう振る舞うかを経営の先輩・人生の先輩として伝えることです。

 

相談の連絡をくださった70代の会長さんには、

「今は基本的なことを、抜かりなくしましょう」とお伝えしました。

 

不安を感じているのはお客さんも同じ。

自分たちのお店に来てくれた時くらい、不安を忘れるくらい明るく働こう。

いつもしている掃除や整理整頓、お客様がさらに不安を感じないよう抜かりなく、いつもよりも丁寧にしよう。

商品の仕上げをいつも以上に丁寧にしよう。

 

後日伺ったら。定期ミーティングでは、

“お客さんが不安を忘れるくらい明るく働こう”

とだけお伝えしたとのこと。

 

こういった時、年長者の声は響きますね。

それだけで場の雰囲気が明るくなったそうです。

 

2.今までも危機があり、会社はそれを乗り越えて強くなって来たことを伝える。

新型コロナウイルスの前にも様々な危機がありました。

バブルの崩壊、リーマンショック、様々な大雨・大地震などの災害、業界での事件。

そんな危機を乗り越えて、今の会社があるということ。

 

会長・年長者は是非、このことを伝えて欲しいと思います。

過去の危機に何をしたかではありません。

 

危機を乗り越える力のある会社であること。

危機を乗り越えて成長してきた会社であること。

危機を乗り越えられる会社であること。

 

今回はダメではなく。

今回も大丈夫。

 

これは若い社長や現場に勇気をもたらします。

しかも今までの危機を乗り越えて来た人だから実感をもって言えることです。

 

経営者は最悪のことを想定しながら、楽観的に対処することが求められます。

その意味でも若い社長にとっては大きな学びにもつながりますね。

 

3.具体策は若い社長や現場に任せる。各自の役割を果たすことが成長につながる。

今まで危機を乗り越えて来た経営者・年長者にして見れば、具体的に何をしたら良いか目に見えてわかると思います。

ですが具体策については、若い経営者や現場に任せた方が良い。

昔と今では、消費者の思考も生活も、買い物の仕方も、モノの捉え方も違います。

昔は紙媒体中心。今はネット、スマホ。まもなく5Gも普及して来ます。

過去の危機突破具体策が通じるとは限りません。

今の時代には、今の時代なりの危機の突破法があります。

そのことを若い社長を中心に現場が考えていくことが成長ですし、危機を乗り越える重要な取り組みになっていきます。

 

また、別の見方をすれば、

危機への心持ちも具体策も会長や年長者が指示してしまっては、

若い社長や現場の役割を奪ってしまうことにもなります。

中小企業の若い社長の役割は、

今この危機をどう乗り越えるか、具体策を。陣頭指揮を取ることです。

これから会社を任せていく経営者にとっては危機も大事な学びの機会。成長の機会です。

 

不安は相談に乗るけど、具体策は任せる。

会長や年長者はあくまでも心の面、考え方の面をサポートする。

その気持ちで臨んでもらいたいと思います。

 

ピンチはチャンス。

ピンチにあたって、どのように振る舞うかがその後の評価を決めます。

相談の連絡をくださった会長さんの会社では若い社長を中心に、

今をどう乗り切るか。

事態が収束した時に向けて、今の時間をより大事な準備の時間とすること。

をミーティングで話し合い、共有し、具体化し始めたそうです。

 

危機にあたっての会長・年長者の社内に伝えるべきことと役割。

大丈夫だよ!と社内や若い世代に言ってくれる役割を果たしてもらいたいなと思います。

是非、この機会に考えてみてください。

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