洋菓子店のオーナーがやりがちなコスト削減NGポイント

地方の中小企業の利益を3倍にする経営コンサルタント 本田信輔です。

今回お伝えするのは洋菓子店やケーキ屋さん、中小企業の経営者やオーナーがやりがちなコスト削減のNG “目についた無駄を片っ端から改善してはいけない”です。

 

世の中の経済状況が悪化したり、売上が落ちたり。利益が出てこなくなると経営者やオーナーがまず考えるのは売上アップかコスト削減。

王道は売上を高めて、あるいは回復させて利益アップに繋がることなのですが。

景気が悪い、人口が減っているなど、様々な要因を見ると実際に売上アップはそう容易ではない。

そこで出てくるのが無駄なコストを減らして利益を上げる。コスト削減です。

 

私もこの仕事をしていて、多くの洋菓子店や中小企業の利益改善を目指したコスト削減に関わってきたのですが、

「あぁ、これはコスト削減 難しいな」と思う場面や、

良いと思って取り組んでいるコスト削減という方向性が逆に会社や店舗の力、ブランドを失わせてしまう場面に遭遇しています。

特にここ数年は実感することが多くなってきました。

 

その時、その洋菓子店や会社で何が起きているのか?

経営者やオーナーの何が問題だったか?

コスト削減が社内外に対して、マイナスに働くNG要素。

コスト削減を頑張っているけど、なんとなく成果が出ないな。と感じている経営者・オーナーの方にチェックしてもらいたい内容です

【中小企業の利益改善事例】地方洋菓子店が1300万の利益を上乗せ!利益3倍&社員の基本給をアップするまでに行なったこと

目についた無駄を片っ端から指摘しすぎるNG

これは中小企業の経営者やオーナー、ご夫婦で経営している場合はオーナーの奥様に多いケース

会社全体では水(蛇口の開けっ放しなど)や電気(電気の付けっ放し)。

製造現場では、少し残った原材料を簡単に捨てる、ナッペ後の廃棄になりそうな生クリームの量、カットの無駄等。商品ロス。オーブン窯の扉の開けっ放し。

お店では、少し残った包材、紙やペンなどの文房具。

社内や現場をみれば、気になる無駄がたくさんあって。とにかく目についた無駄を片っ端から指摘して削減しようとしていないかということ。

 

もったいない!まだまだ使える。小さな改善意識の積み重ねが大事。

そう思い、現場意識として定着させていくことは確かに大事です。私もそのことを否定しません。

 

ただ。注意して欲しいのは、

そのこと(コスト削減のこと)を何回も言い続けていないかということ。

「わかるまで言い続けることが大事でしょ」

と言われる経営者やオーナーもいらっしゃいます。

 

では何回も何回も、同じ指示や指摘を言われ続けた従業員はどうでしょうか。

いつもコストに関する指摘ばかり。言われすぎて逆に従業員の頭や心に届いていない。

さらには仕事へのモチベーションが下がっている場合や、仕事の目的がコスト削減になっているケースも多くあります。

 

毎日毎日「勉強しなさい!勉強しなさい!」と叱られ続けている子供と同じです。

最初のうちは聞いているけど。そのうち聞かなくなり。さらに言い続けると逆に勉強が嫌になったり、反抗したり。言い訳をしてしなくなる。勉強に向かっても真面目にしない。頑張った分の成果が出てこない。

同じことを言われ続け、モチベーションとモラル、結果が落ち続けている状態と同じです。

 

会社で言えば、

「また細かく言われて。もうそんなこと意識してやっているよ」

「オーナーはコスト削減にしか興味がない」

「品質を上げるよりも、コスト削減の方が忙しい」

従業員から、そう思われていることが現実です。

 

利益改善のコンサルティング支援として、企業に訪問した時に従業員の方から

「また、コスト削減ですか? もういいです。会社や社長はコストや経費のことばっかりですから」

「これ以上、コスト削減したところで、どれだけ会社が良くなるんですか?」

と言われることもあります。

 

洋菓子店の場合。

経営者やオーナーが現場に精通していて(実際、現場に入っているケースも多い)、誰よりも効率的に無駄なく仕事をしているので、従業員のちょっとしたコスト意識や無駄が気になるというのはわかります。

 

何度も言いますが、現場のコスト削減に対する意識は大事です。

一方でそれらを積み重ねても、会社が改善できたと言えるような数字の成果につながらないのも事実。今までコスト削減をしてきた会社や店舗で、これからさらに水道代や電気代を削減したとしてどれだけの改善効果が見込めるか。そんなことも経営者としては考えておく必要があります。

 

経営者・オーナーの強みを生かした方が、利益アップに繋がるケースが多い!

もともと洋菓子店の経営者やオーナーが得意にしているのは、美味しいケーキやお菓子を作ること。菓子づくりの技術やデザイン・センスを高めて、より良い商品をお客様に提供し喜んでもらうこと。(これが一番の強み!)

そこに強みがあるはずなのに、ある意味一番苦手な部分が前面に出ている。

 

まずは日々の言動を見直してみてはいかがでしょうか。

コスト削減のことばかり言いすぎてませんか?

従業員はコスト削減の話をした時に「またか・・・」と思わせる表情をしていませんか?

 

自分のあなたの一番得意な、品質をもっと良くすること、美味しいお菓子のこと、未来のことを伝えた方が良い。

そちらの方がはるかに大きな利益アップに繋がることが実際多いです。

 

菓子店で働いていて、仕事の目的がコスト削減になっては悲しい。

もっと美味しいお菓子で、お客様を幸せにすることが仕事の目的。

 

あなたの会社、お店はどうなっていますか?

目につく無駄を片っ端から削減しようとして、従業員のモチベーションが下がっていたり、仕事の目的がコスト削減になっていませんか?

そのことはお客様は見抜かれます。

なんとなくギクシャクとしたお店。つまらないお店。暗いお店。楽しくないお店。

お店にそんなイメージを持たれることがはるかに悪影響。コスト削減ではカバーしきれないほどのマイナスを生み出します。

コスト削減で頭がいっぱいになっている時には日々の言動、気をつけてくださいね。

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