今回のタイトルは、山形の農家で聞いたお話から学ぶこと。
“サルスベリの花が咲いたら大丈夫”とは、
日々お世話になっている農家のお母さんから聞いた格言。
地方の会社や農家さんには、このような格言がいっぱい眠っています。
そういった要素は地域や自分たちの独自性を出すための重要なキーワード。
自分たちの強みや独自性を発見する、一つのきっかけになれば。
1.“サルスベリ(百日紅)の花が咲いたら大丈夫”とは何か?
サルスベリ(百日紅)は初夏から鮮やかな紅色やピンク、白の花を咲かせる花木です。
では、サルスベリ(百日紅)が咲いたら何が大丈夫なのか。
農家のお母さんに聞くと「サルスベリの花が咲いたら、もう遅霜はない」とのこと。
遅霜は農作物、特に山形県の名産である“さくらんぼ”にとって大きな被害をもたらします。
ですので今の時期、さくらんぼ農家はドキドキしながら日々を過ごしています。
遅霜にあたったら、今年の収穫量は大きく減ってしまう。楽しみにしているお客さんにも迷惑がかかる。収入も大幅減。
死活問題なわけです。
2015年、2016年と2年連続で遅霜の被害を受けた山形県のさくらんぼ農家さん。
今年こそはと、話していた時でした。
今年は大丈夫。もうサルスベリが咲いたから。
遅霜もないから、今年のさくらんぼは大丈夫だよ。
そんな話をしてくれました。
これが“サルスベリ(百日紅)の花が咲いたら大丈夫”の意味です。
2.日々、当たり前に触れている言葉に自分たちの独自性を発見するヒントがある。
“サルスベリ(百日紅)の花が咲いたら大丈夫”
この言葉には、
・長く農業を営んできた経験や、代々伝え継がれてきた歴史
・その地域ならではの自然環境や風土文化
が背景としてあります。
これはまさにその地域で、農業に根ざしてきた人たちだからこそできることで、
同じ農業、作物を作っていたとしても、他地域の人には決して真似のできない強い独自性になります。
この事を教えてくれた農家のお母さんは、ごくごく普通のこととして話してくれましたが、冷静に考えればすごい事を教えてくれています。
ここにポイントですね。
自分たちが日々使っている言葉、当たり前に思っている格言。
そこに独自性を生み出すヒントが眠っています。
自分たちの独自性が見つけられないと悩んでいる方は、特に年配の方が話されている言葉には意識して耳を傾けてください。
いつもは当たり前に聞いている言葉でも、ちょっと立ち位置や視点を変えて聞いてみると何か引っかかる要素がありますね。
3.こういった格言はブログ記事を書くときに最高のネタになる。
今回私が記事にしたように、こういった格言や言葉は他地域の人や農業をあまり知らない人たちにとって多くの学びとなります。
学びが多いブログ記事や情報誌は読者の興味を引くもの。
しかも他の地域の人は絶対に書けない。
Googleがより検索機能を強化している今、自社ホームページへの集客数を増やす方法としてブログを書くことは有効と言われています。
ですが、ブログを書こうと思ったらネタがない。
そういう悩みを抱えている方は多いですね。
書くネタに困ったとき。
ちょっと視点や立ち位置を変えて、年配の人や地域の人の言葉を聞いてみる。
そこにネタがあり、読者やお客さんが“なるほど”と思ってもらえるテーマがあります。
いつもの会話にちょっとだけアンテナを立ててみる。
ブログのネタだけではなく、ダイレクトメールや挨拶文、商品名、訴求文章など活用法はたくさんありますね。
いかがでしょう。
2017年 今年は農家のお母さんの言葉を聞けば、“山形の美味しいさくらんぼ”をたくさん楽しめそうです。嬉しいですね!
さくらんぼを見たとき、今回のブログ記事を思い出してもらえれば。
ピピッとアンテナが立って、あなたのすぐそばに独自性を生み出すヒントがたくさん埋まっていることに気づきます。
これは農家でも、中小企業でも、どの地域でもできること。
そこから、
・自分たちの独自性・オリジナル要素を作っていく
・独自性が高いから、利益の取れる値段で販売できるようになる。
・ちゃんとした商いができるから、自分たちの仕事に誇りが持てる。
とより良い方向へ動くことができます。
ホントに小さな気づきが、大きな未来をつくる。
明るい未来にしたいと思うあなた。
是非、周りにアンテナを立ててみてくださいね。
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