あなたは他の企業や事業者が受けているコンサルティングの現場を見たことがありますか?
見たことがある。という人は意外といないもの。
そんなチャンスがあれば、是非見てみたいと思うけど・・・。
そんなチャンスはないよね・・・。と思っている方へ。
先日、ある農業経営者の研修会で、“公開コンサルティング”を行いました。
実際に商品や販促物を持ってきてもらってコンサルティングアドバイス。
聞いている周りの人にも大きな刺激になったようです。
他社のコンサルティングをみると気づく新たな視点。
どうやって他社のコンサルティングをみるか。
今回は、このテーマでお伝えします。
目次
1.客観的視点に立って考えられる。では自社は・・・?が大きなメリット。
他の人が受けているコンサルティングを観ている人は、第三者としてそこにいますので、より客観的な視点で物事をみることができます。
コンサルティングを受ける立場。
コンサルティングをしている立場。
この視点がとても大事。
もしも同じような場面に自分が立ったら、自分はどうしようと考える機会になる
自分の会社で同じようなことがあったら、どのように対策をたてようかと考える機会になる。
第三者として参加することで、ただ聞いているだけということではなく、
自分の会社や、同じ状況に立った時、どうするかを考えながら捉えることが大きなメリットです。
2.異業種に触れて学ぶ。売上アップ・利益アップのヒントは異業種にある。
“公開コンサルティング”のほとんどは、異業種の集まり。もしくは商圏が被らない同業者の集まりです。
特に異業種のコンサルティングをみると、自社にとって大きなヒントが出てくることも。
自分のいる業界で新たなことを起こしたり、挑戦したりするヒントの多くは異業種にあります。
異業種で成功した事例や取り組みを、自社に落とし込んでみると、自分のいる業界では新たな取り組みとなり、強い独自性、大きな売上や利益につながっていく。
実際に“公開コンサルティング”を観ていた方々からは、
聞いているだけで自分でもできることや、やりたい事が見えてきた。
という声を多く頂きます。
もしかすると、異業種をみて、自分たちが先に進んでいることを感じたり、今取り組んでいることが間違いないと実感できることもありますね。
3.勇気を持って発言してみよう。そこに新たなビジネスチャンスが生まれるかも。
“公開コンサルティング”をしていると、該当する事業者とコンサルタントだけがディスカッションをするように捉えがちですが、重要なのは、周りで聞いている異業種の方からのアドバイス。
“公開コンサルティング”に熱が入ると、周囲からも意見が出てくるようになります。
横から聞いていて思ったのだけども、こんな視点で考えたらどうなのか。
こんなアイデアが浮かんだけれども、こちらも良いのでは。
ここが私はわからないのだけど。もう少し詳しく。
様々な声が出てくる中で、新たなビジネスチャンスが生まれるのは
異業種同士、タッグを組んで新たな事業開発や商品開発、販路協力をしたいという声。
その場でタッグを組む事ができれば、コンサルタントの提案する企画やアイデアはさらに強いものへとレベルアップできますし、いざ取り組みをスタートするといった時にも早いスピードで動く事ができます。
よりメリットが大きくなりますね。
4.他社のコンサルティングをどうやって観るか?
通常、コンサルティングの現場に他社が入ることは非常に難しいです。
会社の戦略に関わること。新しい商品や企画。特に財務数値などは公開できるものではありません。
そのため、“公開コンサルティング”を行う場合はいくつかの条件と方法があります。
(1)集まるメンバーが競合にならないようにする。
どうしても競合となる他社がいると嫌なもの。話も深くはできません。
“公開コンサルティング”では、競合にならない人を集める事が条件です。
ポイントは二つ
①同業種、もしくは取り扱い商品・品種が重ならないようにする
同業種はもちろんですね。ただし、商圏が重ならない・離れている場合は大丈夫。
同業種でも大丈夫なのは、取り扱い商品・品種が重ならない場合です。
例えば、農業の場合、栽培・出荷している農産物が違う。農産加工品の品種が違う場合は大丈夫
②ディスカッションの内容は、その場限り。
参加される方、全員が守秘義務に同意している事。
外部には漏らさないという事です。
どこでどう情報が出るかわからない時代です。他社のビジネスチャンスを潰してはいけませんので、これは絶対条件です。
また、企業として出しなくない情報(製造における独自のノウハウ、財務数値など)は公開せず、個別に対応しています。
(2)研修会の講座として“公開コンサルティング”を取り入れる
先日行った“公開コンサルティング”はまさにこのパターン。
研修に参加される方で、
“うちの商品を出しても良いよ”
“うちの事をみんなで見て、アドバイスが欲しい”
と言われる方の商品や販促物を持ち寄ってもらうケースがほとんどです。
事前の告知が必要ですが、実際に“公開コンサルティング”を受けた方の多くが満足をしていただいています。
(3)グループコンサルティングのススメ
地域で、異業種が集まって“公開コンサルティング”を行うケースもあります。
この場合のメリットは、先に書いた
・他社のコンサルティングを観る事で、新たな視点が持てる。同業種にない発想やアイデアを得る事ができる。
・異業種同士でタッグを組む事で、新たなビジネスチャンスや商品・企画を、早いスピードで作る事ができる。
だけではなく、
・複数の事業者が集まってコンサルティングを受ける事ができるため、一社あたりのコンサルティングフィーを抑える事ができる
メリットが生まれます。
自社だけでは、なかなかコンサルティングフィーを払えないという方でも、コンサルティングを受ける事ができ、しかも他業界の情報も得る事ができる。
非常にメリットが大きいコンサルティングの受け方です。
地域で、違う農作物を作っている農家同士が集まって、各自の農産物のブランド化、農産加工、販路開拓についてコンサルティングを受ける。
公開したくない情報は、個別に対応してもらう。
地域の中小企業や個人事業主が集まってのパターンなど
色々なケースで考えられますね。
いかがでしたか。
他社のコンサルティングを観るケースはとても少ないのですが、そこには、大きなメリットとチャンスが盛りだくさんです。
あなたが主催しようとしている研修会の講座の一つに。
あなたの周囲で同じように考えている仲間を集めて。一緒にコンサルティングを受けようという声がけで事業が一気に大きく、利益を高められるチャンスが出てきます。
是非、一度検討して観てくださいね。
事例 年商1.8億円 地方の洋菓子店はどのようにして利益3倍化を実現したか。
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