中小企業の利益を3倍にする経営コンサルタント本田信輔です。
今回のテーマは、地方でも田舎でも高価格で商品が売れる企業に共通する3つの特徴。
よく地方で事業をしている経営者の方とお話しすると、
“地方だから田舎だから、高い値段で売れない”
“だから利益が出ない。利益率が低い”
と言われる方がいらっしゃいます。
ですが実際は、地方でも田舎でも高価格で商品を売り、高い収益率を維持している企業が多く存在します。
地域も、企業規模も、業種も、地域密着も関係ありません。
その企業に共通する3つの特徴。
これができればあなたの企業も高収益企業への道が開けます。
生産性向上が求められる今、高価格で売れる商売ができるとしたら。
利益率を大きく高めたい経営者へ。これから起業創業したい方へ。
1.高価格でも売れる企業は掃除と整理整頓が徹底されている。
高い値段でも商品が売れる企業の特徴。
その一は“掃除と整理整頓が徹底している”
地方でも、高価格で商品が売れている企業や店舗の特徴は、掃除と整理整頓がきっちりされています。
しかも、お客さんに見える場所だけではなく、従業員スペースやバックヤード・倉庫、事務所やオフィスも。
もちろん従業員さんの服装やユニフォームも洗濯されている。
建物が古いとか関係ありません。
とにかく綺麗。どこを見てもスッキリ。
これで売上も、利益も上がる。社内で掃除すべき5つの場所 こちらもお読みください。
もしもあなたがお客さんだったら、
ゴミが落ちているお店、窓が汚れているお店。売り場が乱雑になっているお店。ケースの裏が雑然としているお店。販売員の服装が汚いお店で、高い商品なんか買いたくないですね!
やっぱり綺麗で、整理整頓されている方が良い。
高い値段で商品を売っている企業は、お店も商品の値段につながる価値として考えています。
事務所やバックヤードが整理整頓されているのは、効率的に仕事をする第一歩。
まずはいらないものを捨てる → 無駄なものがない。
どこに何があるか誰でもわかる → 無駄な時間がない。
整理整頓の基本が当たり前にできています。
無駄が少ないので、当然それにかかる費用、人件費等も抑えられています。
掃除と整理整頓ができているからこそ、
・お客さんが高い価格でも買ってよいと思える環境ができている。
・裏の効率化ができているため、かかる費用やコストが抑えられる。
あなた自身や会社、お店や従業員さんはどうですか?
掃除、整理整頓がちゃんとできていますか?
実は、利益を高めるコンサルティングで最初に提案するのは掃除。
掃除を徹底するだけで、売上も利益も確実に上がりはじめます。
これはどんな地方でも、どんな業種でも関係ありません。
高収益企業の共通ルールです。
2.常に価値を高める努力をしている。商品の価値、人の価値、お金の価値。
高い値段で売れる。とは、
当たり前ですが、その商品や企業の価値が高いことを意味しています。
商品の価値。
会社やお店の価値。
人の価値。
高い値段で商品が売れる企業は価値を高めることを常に意識しています。
特に価値を高めることで共通するのは、
今あるものの価値を高め続ける。
この点です。
①今の商品の価値をもっと高める。
今、販売している商品の価値を常に高めようと意識します。
主力商品でもリニューアルを厭いません。
常に最高のものを目指す。より良いものに進化させていく。
お客さんも、商品の価値が高まっていることを実感できる。
逆に利益の少ない企業は、商品は発売した段階で完成と思っています。
完成と思っているから既存商品のリニューアルは行わない。だから変化性を出そうと、新商品を作る。
当然、開発コストや育成コスト。商品製造ラインの構築、製造の効率化と、あらゆる工程の新しい開発に時間や費用を投資する必要があります。
もちろん新商品開発は必要ですが、それ以上に大事なのは既存商品の進化成長。
“うちは変わらないのが強み”と言われ、変わることを頑なにされる方がいらっしゃいますが、既存商品の成長進化は、商品自体・中身だけではありません。
使用する素材、形状、パッケージや見せ方。売り方や提案など。進化させる項目はいくつもあります。
あの伊勢の赤福さんでも商品の見直しをしています。
商品に使用する素材、あるいはパッケージの入り個数など。
入り個数などは時代に合わせて、お客さんのニーズに合わせた買い求めやすくなっています。
商品自体を高めることだけではなく、時代に合わせて提供方法を変えていく。
これも進化です。
今ある商品を常に最高の状態でお客さんに提供するか。
それは、既存商品の寿命をいかに長くするかにつながります。
これは投資対効果を最大化する重要なポイントです。
②人の価値を高め続ける。
高収益企業が価値を高める二つ目は人。
人材への投資比率を多くしています。
経営者は勉強していますが、従業員教育にも力を入れています。
基礎的なことはもちろん。
新しい視点を持つために、全く別の業界や業種からも学びを得ようとします。
セミナーに出たり、外部の専門家や講師を招いたり。
時間はかかります。人によって成長に差があります。
それでも人の成長を常に考えていく。
人の価値を高めています。
③お金への意識を高め続ける。
高収益企業が意識して高めている価値の三つ目はお金。
高い値段で商品が売れる。利益が出ている企業は、経営者も従業員もお金の価値を高めようとします。
経営者であれば、投資に対する効果をどのように得るか。
これを常に考えています。
例えば、出店で失敗した。
投資をして出店したのに、思ったほどの売上が取れない。
その場合でも、利益を出している経営者は、そこから何かを学ぼうとします。
どうしてうまくいかなったのか。
うまくいくためには、どのようは方法が良いか。
自分自身でわからなければ、別の人や外部の専門家に相談してでも知ろうとする。
投資した分を、どのような形で効果として得るか。これを常に考えます。
単に、売上・利益の視点だけではありません。
成功も失敗も、そこから学ぶ。
それがお金の価値を高めることにつながります。
従業員は、どれだけの費用がかかるか意識して行動しています。
自分や部下の給与や時給はいくらか。
その給与や時給を得るためには、会社としてどれだけの売上を取らなくてはいけないか。
自分の時間を、どのような価値に転化していくのか。
社内での研修や上司先輩、もちろん経営者からも。
自分自身の仕事の価値を高めることを学び、意識して行動しています。
お金の価値を高める。
このことが外部から見れば、経営に対する努力や、従業員の機敏な行動につながります。
“あそこは頑張っている”
“従業員さんの行動もキビキビして、気持ちが良い”
お客さんからそう思われるからこそ、高い値段でも買ってもらえる。
価値を高めていると実感しているから、従業員も高い値段の商品でも自信を持って売れる。
価値が高まっていると実感できるから、お客さんも高い値段で商品を買って良いと思える。
小さなことでも価値を高め続けていくことが大事です。
3.商品に高い値段をつけて売っている
当たり前のことですが、高い値段で商品が売れている企業は、商品に高い値段をつけています。
“高い値段で売れない”とか、“高い値段をつけたい”とか、“値上げをしたい”とか言われる方は多くいらっしゃいます。
ですが、ほとんどの方は言うだけ。
口では言っているものの、実際の値付けは昔から変わらない。
つまりは実行してない。
実行しないで悩んでいる方がほとんど。
これは意味がありませんね。。。。
実は、高い値段で商品を得るためのスタートは、
“高い値段をつけること”を実行する。
これです。
どういうことかと言うと、
“先に値段を決めて、そこから商品価値を高める”
これが大事。
例えば、今120円で売っている商品を180円にしようと決める。
そうすると、どうやったら180円で売れるかを考えます。
・商品に使用している素材を見直す
・形状やパッケージを見直す
・売り先や売り方を変える
・販促物を見直す
・お客さんに伝える情報を一新する。
・商品価値を担保する。
様々な視点から価値をつけて、180円でも買ってもらえるように商品を見直していく。
高収益企業、値段が高くても商品を買ってもらえる企業では、これが基本的な考えとして定着しています。
コンサルタントとして10年以上の経験から言えば、
実際には、今ある商品自体でも十分に値上げする価値を持っている場合がほとんど。
地域で長く商売をしている企業や、売っている商品であれば間違いありません。
自信を持ってくださいとお伝えしたいです。
いかがでしょう。
今回お伝えした3つの特徴。
1.掃除と整理整頓を徹底する
2.今ある価値を高める意識を持ち、具体化する
3.商品に高い値段をつけて実際に販売する
この3つができれば、地方でも田舎でも、高い値段で商品が売れるようになり、利益率は劇的に高まります。
人手不足、働き方改革、生産性向上が求められる今、高単価商品が売れる商いへのチャレンジは効果的。
短い期間で、より大きな成果を得ることができます。
そのために必要なのは、経営者のあなたが“やる”と決断して、具体的な行動に移すこと。
現場の効率化や評価制度など、従業員の成長変化も大事ですが、
それ以上に大事なのは経営者のあなたが考えを変えることです。
→社長としての働き方を見直したい方は、こちらの記事もお読みください。
中小企業の働き方改革 経営者編(社長の働き方、時短、生産性向上)
これからを生き残るために。
より豊かな生活を送るために。
ぜひ、考えてみてくださいね。
3つのポイントを実践して、劇的に利益がアップした事例。
こちらもどうぞ、お読みください。具体的な改善事例です。
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