地方の中小企業や、農業はこれからがチャンス!
国内を見ても、ニューヨークを観ても、ローカルへの追い風が吹いています。
その追い風に乗れるかどうかは、これから1〜2年間の取り組みにかかっています。
うちの地域は知られていないから・・・とか。
交通が不便だとか。
あまり関係ありません。
地方にある産業、農業をはじめとした一次産業にとっても絶好のチャンス。
これを一つのきっかけに、新たな未来を作っていく。
今回の記事のテーマです。
1.地方・ローカルはチャンス! ローカルからグローバルへの流れが明らかに。
日本人の中に芽生えつつある、地方やローカルに対する考え方の変化。
2020年。あと3年後に開催される東京オリンピックを目指して来日する観光客も、今までのような日本のメジャーな観光地へではなく、ローカルへ流れる傾向がすでに予測されているようです。
先日、伺った山形鶴岡でも、東京ではなく、鶴岡を巡りたい。そのような観光客の情報が少しづつ流れているとのこと。
ニューヨークを観れば、まさにそれと同じ。
Made in USA
から
made in NYC
made in Brooklyn
が潮流として顕在化し、
日本にお土産を買ってきても、明らかにmade in NYCやmade in Brooklynの方が喜ばれます。
日本国内で見れば、
メイドインジャパンではなく、
メイドイン山形、鶴岡、飯豊町、白鷹、南陽。仙台、名取。砂川など。
日本ではなく、都道府県、各市町村。
より細分化された地方の方が、価値を表現できますし、
私もそのような提案を、ニューヨーク視察後にどんどん提案するようになり、採用される件数も大きく増えています。
2.追い風に乗る準備。土地の価値を背景に、何を伝えたいのか考えよう。
先日、ある農家さんからの相談で、このような質問がありました。
「地元にある、昔話を活かして、商品を作りたい」
確かに地元には、日本で圧倒的に知られる昔ばなしがあります。
それを商品名にする・・・・・。
そう相談された時、私が返した質問
「それで、何を伝えたいのですか・・・?」
「地域に、その昔ばなしの伝承の地あるということを・・・・」
「昔ばなしがあることを伝えたい? 色々な競合商品がありますが、お客さんは何を差別化ポイントで、その商品を買うんでしょうかね?・・・・」
「うーん・・・何でしょう???」
このようなやり取りからスタートしました。
「では、その物語は何を伝えたかったのでしょうね?」
「それは、人の優しさとか、お世話になったことを大事にするとか」
「そうですね。昔話を通じて、そういう人の心を伝えたかった。」
「そうです。そこが大事。自分たちの商品を通じて、それが伝えたかった。その背景として、地域には古くから伝わる有名な昔ばなし伝承の地がある」
このやりとりがとても大事。
大事なのは、
地域の特性や風土。
代々受け継がれてきた歴史や文化、背景。
そこに住む人の強み。
昔ばなしがあることを伝えたいのではなく、
これらを背景として、何を伝えたいか。
ブラントとして、一つの商品として、しっかりと考え、認識することです。
“商品やサービスを通じて、何かを伝える。その背景には、他にはない自分たちの根ざした地域がある”
これを考えて、商品作りやサービスをブラッシュアップしていく。
商品のキャッチコピーや、セールストーク、販促物を組み立てていく。
そこに価値が生まれ、その商品を体験した人たちが、地域に興味を持ち、今まで知らない土地でも、交通の便が悪くても、その地域に訪れたいと思う。そして、何かの機会で実際に訪れる。
おつきあい先でも、国内という枠を超え、地方から一気にグローバル・世界へ進出する企業も出てきました。
まさに、ローカルからグローバルへ。
今や、ローカル・地方は強い武器になる時代なのです。
3.土地につながるストーリーは、真似できない価値になる
商品やサービスは真似されるが、その背景となっている土地につながるストーリーは真似できない。
これは、地方にある中小企業や、農家さん一次産業にとっては、強い要素です。
例えば、日本人なら誰もが知っている。有名な昔なばし、桃太郎。
確かに日本を代表する昔ばなしですので、
メイドインジャパンであれば、国内のどの企業も使える要素です。
ですが、日本国内でも、桃太郎の元祖となる地域は一つだけ。
どちらの方が、訴求力は強いでしょう?
どんな大資本でも、その点については、その地域に根ざす人たちには勝てません。
土地につながるストーリーが真似されないというのは、そういうことです。
ローカルへの追い風。
他では絶対に真似できない地方につながるストーリーが価値になる時代。
多少不便でも、価値を感じた商品が生まれた土地に行ってみたいという人の流れ。
地方・ローカルの価値をより深め、商品ストーリーに落とし込んでいくことで、地方の強みを最大限に発揮することが可能になってきました。
いかがでしょう。
自分たちの根ざす土地。地方の価値を背景に、商品やサービスを通じてどんなことを伝えていきたいですか。
そこに、他とは違う独自性を持った価値が生まれていきます。
地方の中小企業や一次産業にとっては、本当に大きなチャンスです。
うちの地域に価値なんてないよ・・・。
それは会社も、自分たちの産業も同じ・・・・。
そう諦めている方。
全くそんなことはありません。
どんな土地にも、地方にも。
あなたの会社にも、商品やサービスにも。
必ず価値があります。
どうしても価値が発見できない・・・。
そう悩まれている方は、ぜひ私に聞いてみてください。
外から見れば、価値は意外と見えるものです。
=PR=





























