小さな保育園が存続をかけて、新たにチャレンジを応援するブログ記事。
仙台市青葉区 東北大学病院前のマンションの一室に小さな保育園があります。
マミーハート保育園。
開所来15年。親子2代で子供たちを育んできた保育園です。
預かるだけの保育ではなく、音・音楽を通じて子供たちの未来を創るための保育をする。幼保無償化、企業主導型保育園の制度化など、様々な環境変化の中で“小さな保育園”をどのように存続させ、次の代へつなげていくか。
施設の大きさや規模、新しさではない。古くても小さくても親御さんに選んでもらえるように。
“小さな保育園”の新たなチャレンジは、小さな企業へも勇気をくれるものです。
=マミーハート保育園=
仙台市青葉区広瀬町3−24
オフィシャルホームページはこちら

目次
1.企業主導型保育園の制度化が“保育園存続”の危機を生んだ
大きな企業や病院、学校などの施設周辺に保育園を設け、そこで働く人の子供を預かる。
こういった保育園や保育所は多くあると思います。
そういった保育園や保育所にとって、企業や病院・学校が施設内に設立する“企業主導型保育園”の制度ができたことは、周辺保育園の存続自体を脅かす経営危機になっています。
もちろん、保育や教育内容についてはちゃんと考え、レベルアップもしてきたし、他に劣るものではないといっても、やはり危機。
日本全国で待機児童が多く存在するということは間違いないと思いますが、局地的に見れば施設が余っていることも事実。
幼保無償化に加え、企業主導型保育園の設置増によって小さな保育園の存続の危機に陥っている現状があります。
今回ご紹介するマミーハート保育園も同様の環境に立たされています。
周辺に大型の企業主導型保育園が設置され、園児数が減少しました。
その中で自分たちの保育園はどのように生き残り、子供たちを育てていくのか?
施設は古く、小さい。それでも今までちゃんと支持してくれた親御さんと子供たちがいる。
存続の危機という中で、今一度 自分たちの良さは何か? 今までどういったことを大切にして保育をしてきたのかを考え、それを発信していく。 自分たちだからこそできる保育・教育をもう一度見つめ直して、高めていく。
2.他にはない強い強みがある!
高橋園長にお話を聞いたところ異色の経歴を持つ方。
もともとは銀行員。そのあと2児の出産・子育てを経験して保育の世界へ。
銀行員として勤めながら保育士の資格取得に向けた勉強をスタート。退職後に保育士資格を取得されています。
その中で一つの強みは音楽。
実は保育士の資格だけではなく、N.Yピアノ教室 中藤洋子先生に師事。
日本ピアノ芸術協会認定N.Yピアノ研究会に所属。
子育ての経験があり、保育士の資格をもち、ピアノもバリバリに弾ける。使っているピアノも通常の幼稚園や保育園で使用するものよりも、良いものを。
マミーハート保育所に通う子供たちは、素敵なピアノの音を聞きながら育つそうです。
高橋園長自身、二人のお子さんを育てた中で音楽が“子供の未来”にとってとても良い影響を与えることを実感。
保育の中で独自の“音感メソッド”を実践。0歳から音感を身につけられるように取り組んでいます。
この音感メソットで、
・0歳〜2歳のうちに絶対音感が身につく。
・勉強する前に楽器を引くことで集中力が生まれる。
・大人になった時、落ち込むことがあっても音楽で気持ちを変えたり、整えたりすることができる。
世の中に多くのストレスが溢れている中、音楽を小さい時から身近に親しんでおくことが、学習面や心を育てる上で大切な役割を果たしてくれる。
そういった保育園にしたい。そうお話されます。
そこにもう一つの強み。それは高橋園長のお母様。
おばあちゃん先生と呼ばれ、子供たちだけではなく、お母さんへも安心感を持ってもらう存在。
核家族化の中で、なかなか祖父母と会う機会がない。ご近所さんとのつながりも薄い。
そんな時代の中で、保育園にいる“おばあちゃん”
子どもにとっては“おばあちゃん” そしてお母さんにとっては“ちょっと無理をお願いできる実家のお母さん”のような存在だそうで。
お母さんが育児に困った時、気軽に相談させてもらう。
ただ預かる場所ではなく、ちゃんと子供たちへ音楽という教育もし、母親の悩みにも答えてあげられる保育園。それがマミーハート保育園なのです。
まずはこういった自分たちの思い、強みをちゃんと発信していくこと。
何より大事なのは、自分たちが思いや強みに気づくこと。
これは経営支援をしている立場からいって、中小企業でも同じことが言えます。

3.認可保育園ではできないことも。無認可保育園だからこそできること。
無認可保育園と聞くと、なんとなく不安を感じる方もいるかもしれません。
実際に、私が初めて聞いた時もどこか不安な施設なのかなと。。。。。
ですが実際に話を聞いてみたところ、そんなことはなく。
無認可保育園とは、認可保育園よりも施設が小さいということ。保育士の人数も、保育の内容も認可保育園となんら変わるものではなく、認可保育園と同じように仙台市に申請し、許可してもらう必要があるそうです。
もちろん幼児保育無償化対象施設でもあります。
大型の認可保育園とは違い、少人数制ですので個別に一人一人向き合えること。
年齢に違う子供達が通うマミーハート保育園は、年上の子が、年下のこの面倒をみたり。先生のお手伝いをしたりと優しい子供たちに育っています。
認可外保育園の良いところもあります。
それは「就労していなくても入園できること」
専業主婦の方でも、子どもを預けることができるということ。
お母さんだって人間。週に一日、半日くらい気分を変えたい時もある。自分の時間が欲しい。
子育てをしながら、仕事復帰するため、将来のために資格取得やスキルアップの時間を作りたい。
病気になって、少しだけ休みが欲しい。
そんな時にマミーハート保育園なら、子どもを預かってくれます。
週1回〜2回からでも。半日単位でも。
お母さんの事情に合わせてオーダーメイドの保育をしてくれる。
しかもただ預かるのではなく、小さい時から音や音楽を教えてくれる。
0歳からお習い事に預ける意識です。
マミーハート保育園が認可外保育園なのは、勤めていないお母さんのサポートもしたいから。
気持ちを変えて、また子どもに向き合ってもらうために。自分自身の将来を考えて頑張るお母さんのため。
実際にマミーハート保育園では、育児に心身疲れてSOSを出したお母さんのサポートも受け入れています。育児放棄ではないけど、精神的に少し参ってしまった。そんなお母さんから、少しの時間、子どもを預かって。
そのことが、お母さんにも子どもにとっても苦しい状況を打開したり、良い影響をもたらしているそうです。
4.施設が古くて小さくても。小さいながらの生き残り方がある!
幼稚園や保育園を選ぶ時、施設の新しさや大きさにどうしても目が行きがちです。
そして経営者も、そこにばかり目がいってしまい、、、
「どうしても自分たちは小さいから、設備も古い・狭いなどから」
と理由にしがちですが、小さいところには小さいところながらの良さがある。
当たり前ですが、大きなところと比較しても無理がでる。それは資本力で比較しても同じことが言えます。
大事なのは、小さいながらの良さをちゃんと自覚し、発信し、その良さをわかってくれる人を大事にしていく。
マミーハート保育園は“小さいながらの良さ”を活かし、これからさらに伸ばしていこうとしている保育園です。
スペースは他と比べると狭いですが、本格的なピアノと音楽ルームも設置しようと検討中。
音・音楽というキーワードで、子供たちの未来を創り続ける保育園として。
小さいながらに未来を見据えて頑張ろうとする姿は、親御さんでも、中小企業の経営者の方にも力をもらえます。
是非、注目してみてくださいね!
=マミーハート保育所=
仙台市青葉区広瀬町3−24
オフィシャルホームページはこちら
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