お肉が大好きです。
生まれた瞬間はわからないが、物心ついた時にはそうなっていた。
今日の晩ご飯はお肉!と言われれば、胸が高まった。
今日は、肉を食べにいく。そう言われれば、その日は特別。
小躍りするように嬉しかった。
北海道の小さな町。
家族で焼肉屋に行き、弟と競うように食らいつく。
多少生焼けだって大丈夫。網に乗せたそばからどんどん食べていく。
カルビにホルモン。そしてジンギスカン。野菜なんか、見向きもしない。
その姿をみた親父が、苦笑まじりに言い放った格言。
「いつまでも肉があると思うな。早く食べない方が悪い(笑)」
食べ盛りの男子2人を抱え、楽な家計ではなかっただろうに。
当時はそんなことを微塵も気にせず。
父母、みんなで食べにいく時はただただ楽しい時だった。
そういえば、大好きだった祖父も肉が好きだった。
齢80を超えても、フライドチキンにかぶりついていた。
ん? 肉好きは血筋?
とはいえ、お肉が好きなのは、キオクに刻み込まれた、満たされる記憶があるからだろう。
その本能が騒ぐ瞬間。お肉を食べる時は真剣に考える。
自分だけじゃなく、家族、一緒に食べる仲間や友人。
高いお肉だって、安いお肉だってみんなが美味しく、楽しく食べられるように考える。
今回は、自分にとってのお肉を深く考えてみる。
コンサルタント的な視点も織り込みつつ。
目次
1.お肉に関する真実を語ります。”肉好き”を深く考えてみる。
家内もこの話をするとびっくりしてました。
それは、お肉料理の中で何が一番好きか。
本田信輔をよく知っている人だったら、きっと
“本田さんは焼肉が好きね”
と思うはず。
確かに家族、仲間や友人とよく行くのはいつも焼き肉。
コンサルティングのクライアント先でも、夕食を一緒にすると高い確率で“焼き肉”になる。
だから、みんな焼き肉が好きだと思い込んでいる。
ですが、よくよく深く考えてみると、、、
実は違うことがわかりました。
一番好きなのは、、、
“とんかつ”
“とんかつが大好きなんです”
振り返ってみると、確かに出張に行った時、
夕食を食べようと最初に探しているのはどこに行っても“とんかつ屋”
2.戦略のミスは戦術では補えない。とんかつもメニュー選びが重要。
“とんかつ”の何を食べるか。
これはとても重要です。
断然ロース派。
正確にいうと、ご飯と一緒に食べる時はロースしか食べません。
とんかつだけを食べる時はロースもヒレも両方食べますが。
ランチで食べることが多いので、自ずとロース専門になっていきますね。
とんかつ屋さんに行って、一番良いロースカツを食べたいと思っています。
仙台で10年以上行きつけの名店とんかつ屋。
“かつせい”さん。
10年間、通い続けていますが注文するメニューは初めて行った時から変わっていません。
特ロースかつ + ご飯・味噌汁。
この他は頼んだことがありません。
メニュー選びは戦略です。
どのようにしたら、美味しく食べられるか。
とんかつでも、焼肉でも。
お肉を美味しく食べる。
この目的を果たすために。
何を食べるか。どの順番で食べるか。
方向性と流れを定めることが大事。
ここでミスをすると、他では補えません。
企業だって同じ。
方向性は一度決めたら貫く。
方向さえ間違っていなければ、あとはなんとかなる。
経営と同じです。
2.美味しく最後まで食べ続ける。“とんかつ”を最後まで美味しく食べきるために変えること。
とんかつにかけるもの。
ソース一択という方もいらっしゃいますが、最後まで美味しく食べるには変化性も必要です。
とんかつを最後まで美味しく食べるコツは、かけるものを順番に変えていくこと。
こんな感じで。
①最初は何もかけず、“とんかつ”自体の美味しさを味わう。
②二番目は塩。肉の美味しさを味わう。
③三番目は醤油。意外に思われるかもしれませんが、“とんかつ”に醤油は合います。
醤油の香りが肉や衣の油と繋がり、なんともいえない味わいです。
④最後にソースで食べる。味の強いソースで最後まで美味しく味わう。
この順番はとても大事です。
もしも最後に塩なんかにすると、脂っこくなってしまい最後まで美味しくいただけません。
ちなみに“とんかつ”全体への配分ですが、
とんかつが10切れあった場合とすると、おおよそ以下の通り。
醤油やソースの配分はお好みで配分してもらって結構です。
そのまま食べる (2/10)
塩をかけて (2/10)
醤油をかけて (3/10)
ソースをかけて (3/10)
お肉を美味しく最後まで食べるためには変化性も必要。
それは“とんかつ”も“焼き肉”も。
人材も、お店も、商品も同じ。
定期的に味を変える。視点を変える。見え方を変える。
相手が変わらなくても、自分が変わる。
変化性を考えるとき、一番良くないのは食べる前から決め込むこと。
食べ方だって、かけるものだって、焼き方だって。
食べもしないで、美味しくないと決め込んだらもったいないし、美味しさの可能性をわざわざ自分で閉ざしてしまう。
好きじゃない。は一度食べた人が言う言葉。
やりもしないで、できないとか。ダメだとか。難しいとか。
これが経営だったら。自分を変えることを拒否してしまったら。
自らの未来を、自分で潰してしまうこと。
やっぱり勿体無いと思います。
やっぱり“お肉”も“経営”も同じですね。
3.誰と食べるか。本当に楽しく、美味しく食べるために。これからの価値づくり。
誰と食べるか。
一緒に食べる人を選ぶのではありません。
誰とだって、美味しく”お肉”は食べられます。
誰と食べるかわかっていたら、
その人や、その人たちと一番美味しく、楽しく食べる方法を考える。
それは相手によって変わる。
これが大事です。
相手に喜んでもらう。
相手に楽しんでもらう。
相手に美味しく食べてもらう。
そのために、何をしたら良いかを真剣に考える。
経営で言えば、商品やサービスはどうするか。
相手は何を望んでいるか?
決してお金をかけることではないし、過剰な品質やサービスを望むわけでもない。
相手が望むことだけを用意し、一緒に楽しむ。
これからの経営にはとても大事なことですね。
効率や生産性、会社の利益や、従業員への負担。これらを犠牲にしても本当に必要な価値やサービスが本当に必要なのか考えていく。
必要なものだけを、最高のレベルにすることだけを考える。
“お肉”も同じです。
今日はなんの肉を食べようか? お店はどこにしようか? 予算?
びっくりさせた方が良い? とことん美味しさ? 何を話そうか?
このことを考えているときは、とても楽しい時間。
経営だって、働く人だってそこが仕事の醍醐味です。
天職だと思っている経営コンサルタントの仕事は、自分の経験したことがそのまま役立てる仕事です。
“お肉”一つをとっても、深めていくと経営のどこかに繋がります。
一つのことを深めてみる。
自分の日常や趣味、好きなことを再度見直して考えてみる。
そこに必ず本質やヒントがありますね。
こんな話も“お肉”を食べながら。
ぜひ、お声がけくださいね(笑)
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