中小企業の利益を3倍にする経営コンサルタント本田信輔です。
新型コロナウイルスの影響が大きくなっています。
病原菌自体は、今のところそれほど強毒性ではないとのことですが、
世の中では“心の不安”に対する影響の方が非常に大きく、企業経営に大きなダメージを与えているように感じます。
大手企業はテレワーク・自宅待機、学校やイベントの休止。ディズニーランドをはじめとした大型商業施設の休園などがありますが、中小の企業、洋菓子店もよほどのことがない限りなかなか休めないというのが現状。
現物を製造し、販売している商売ということで、自宅勤務・テレワークという方法も取れないのが現実。
残念なことに、こういった環境では何をしても売上や集客を維持することは難しい。
だからと言って、政府の対応が後手だったとか、やり方がまずいとか不満を言っても状況は解決しません。
ですが、
洋菓子店が今、何をしておいて欲しいのか。
やれること。やっておいた方が良いことがあります。
もちろん、地域の感染者状況に応じて対応度合いは違うけど。
まずは今、できること、意識していただきたい点をまとめております。
菓子業界のアフターコロナは「一人勝ち」の時代へ。今から取り組んで欲しいこれからの対策
目次
1.お客さんの不安を解消するために。日々行なっていることの精度を高める。
感染症が広がっている状況で、お客さんは不安の中で来店・買い物をされています。
もちろん、あなたのお店が不安ということではなく、生活全体で不安を抱えている状態。
その時、あなたの店に来たら。
もしも、清掃や整理整頓の行き届いてないところが目に入ったら。
接客の時の対応が暗く、返事も不明瞭でモゴモゴとしていたら。
お店に入ったら、店内も雰囲気も暗い。
買ったケーキの仕上げが崩れていたら。
これはお客さんの不安をさらに増大させ、がっかりした気持ちになると思いませんか?
今、大事なのは、
・いつも以上に掃除・整理整頓を行う。店内の電球等は切れていないかもチェックする。
(店内は汚くないか?お店の中は暗くないか?)
・いつも以上に、接客時の対応をハキハキと、明瞭にする。
(店内の雰囲気を明るくする。いつもより大きく・はっきりと発音・返事をする)
・ケーキの仕上げなど、日頃以上に商品の精度を高めておく。
(商品の不備でお客さんがさらに気落ちしないように)
この3つをまずは徹底することとお伝えしております。
もちろん衛生の面などもありますが、それ以上に意識していただきたいのは、
ご来店されるお客様が、明るい気持ちになれるようにするための取り組みという事です。
無理にテンションを上げていくのではなく、日々行なっていることへの意識を高めていくことです。
2.マスクの着用についてはどのように考えるか。
マスク着用についてご質問いただくケースが増えておりますので、私の見解をお伝えします。
地域の状況に合わせて選択してください。
A:市内に感染者が発見された。北海道のように行政区で緊急事態宣言が出された → マスク着用を義務化する
B:市内で感染者が出ていない(県内で0もしくは少数) → 経営者の判断で着用・非着用を統一して実施する。
=やってはいけない事=
・店内でマスクをしているスタッフ、していないスタッフが混在している(製販での違いは別)
・マスクを着用する場合に間違ったつけ方をしている
(鼻が出ている状態、あごマスク状態は絶対にしない。付けるなら徹底してちゃんとつける)
もちろん従業員・スタッフとお客さんを守るためにマスクをするのですが、
大事なのはマスクをつけるときは“正しいつけ方”を徹底するということ。
お客さんの不安が増大しているときは、小さなマイナスが気になるもの。
「あっ。あの販売員さん、マスクから鼻が出てる。あごマスクしながら何かしている。あれ、大丈夫かなぁ・・・」
と思わせないことが大事です。
3.是非!検討していただきたい、時間指定の予約受け取りサービス導入
こういった時期に是非検討いただきたいのは、時間指定の予約受け取りサービスの導入。
(世の中には配達や宅配を行う会社・企業、それを推奨する専門家もいらっしゃると認識しておりますが、中小企業・個人企業の場合、実際にはスタッフの確保や安全、コストを考えれば今すぐの導入は難しい)
取り組みの概要はシンプル。
・前日までに連絡いただいたら、時間指定で商品を取り置いておき、お渡しする
・対象は全商品
・告知は店頭、手配りチラシ、ホームページ、SNSにて
・注文は店舗にて、電話・ホームページで受ける。(電話に出る時の声に注意!)
そんなこと言ったって、ケーキ類は見ながら選びたいじゃない。と思う方もいらっしゃるでしょう。
そのために、ホームページや更新が容易なインスタグラム・フェイスブック等があります。
既存の概念で考えるのではなく、どうやったらできるか。
スマホが普及し、ウェブ環境が進化した今、できる方法はたくさんあります。
時間指定によってウイルス感染に効果があるか未知数ですが、
お客さんの不安を和らげることが可能です。
病院に行って待合室で待っているよりも、予約して行ってすぐに診察してもらえる方が安心。
この環境下でぶらりと買い物に行くのは抵抗があるが、予約した商品の受け取りだけなら行きやすい。
そんなイメージです。
お店にとってもシフトの調整、商品製造量のコントロール、商品ロスの軽減にもつながります。
4.地域でさらに感染が拡大した場合、第二フェーズの取り組みは。
さらに地域で感染が拡大し、北海道のように緊急事態宣言が出るような状況になった場合。
(実際に私の実家がある北海道の企業で、取り組みとして対策をお伝え、実行してもらっているものです)
第二フェーズの対策として、以下の取り組みを検討します。
・時短営業、もしくは休業日(1週間のうちの休みを増やす・・・完全休業は難しい)の設定
・マスク着用を義務化
・カフェ等、飲食部門の営業休止(物販部門のみの営業)
・従業員の出社人数を減らす取り組み・・・(製造商品・提供メニューの限定化など)
・催事期間を長めに設定し、お客さんの来店ピークを軽減することで感染リスクを下げる・・・(催事商品の販売期間を長めに。企画・イベント等は日にち限定にする)
経営的な面から見れば、
・休業した場合の給与について、社労士へ相談をしておく(政府による保証制度の確認)
・資金繰り等について、税理士・銀行との事前打ち合わせ→具体的な行動を!(国からの支援制度、融資などの確認を!!)
・できる限り運転資金を持っておく(融資を受ける際はできるだけ多く、長く借りる)
現状以上に状況が悪化しないのが良いのですが、
なってしまった場合でも、経営が継続できるよう、
準備をしておいていただければ幸いです。
この困難に対し、どのように向き合うか。
従業員はもちろん、お客様も見ております。
新型コロナウイルスの影響が収束に向かった時、
これからの対応が評価されると考えております。
お菓子を通じて、お客さんに幸せや喜びを届けることを理念やポリシーとして掲げている会社やお店はまさに今、そのことを考えて取り組んでいく時。
経験則でお伝えすると、こういった状況からいち早く回復するのは地域密着型の店舗、一番商品を持っている店舗。固定客づくりに日頃から力を注いでいた店舗です。
こう言った点も、改めて考える良いチャンスと思って。
ミタス・パートナーズは引き続き、地方の中小企業が、
・自分たちの強みや独自性を高め、唯一無二の商いができるように。
・その会社で働く人たちや地域の人たちが仕事に誇りを持ち、子供たちがそれを見て未来を描けるように。
・会社の利益が3倍になるように。
情報発信を行い、経営者と共に走るパートナーとしてサポートを続けていきます。
皆様におかれましては、体調にくれぐれもお気をつけて。
従業員の方々と一丸で状況を突破されるように。
しっかりと栄養・睡眠をとって。一番の敵はストレスです。
弊社でも電話・zoom等による緊急相談を承り、ご相談の方が増えております。
自分はこう考えているけど、、、、とお話しされる方。
少し話すだけでも気持ちが落ち着いたとの声も。
ご不明点、お悩み等は何なりとご連絡ください。
事例 年商1.8億円 地方の洋菓子店はどのようにして利益3倍化を実現したか。
コロナでも売上を。終息後も見据えて新商品開発をしよう!考えているだけを突破する時!
菓子業界、アフターコロナは「一人勝ち」の時代へ。今から取り組んで欲しいこれからの対策
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