中小企業の利益を3倍にする経営コンサルタント本田信輔です。
売上や利益を上げたいと相談や依頼を受け、初めてその会社に訪問したとき。
はじめにお願いするのは掃除。
特に、これからあげる5つの場所は、注目されず、忘れやすい場所です。
掃除?そんな事? と思われるかもしれませんが、効果はてきめん。
掃除を行った月から、売上や利益は上がってきます。
1.みんなは見てるけど、出来ていない駐車場
お客様が来るから。とキレイにしているようで、出来ていないのが駐車場。
駐車場のはじにゴミや落ち葉、タバコの吸い殻がたまっていたり。
植え込みの中に空き缶やビニール袋があったり。
土や砂利が舗装部分にちらばっていたり、屋外の照明がきれている。
特に危ないのは、従業員の駐車場。隠れた場所に駐車スペースがあることも多く、掃除自体がされていなかったり、クルマも乱雑に駐車していたり。
駐車場はお客様を迎える場所ですが、従業員が会社に入る最初の場所でもあり、地域の人に意外と見られていますので、特にキレイを維持したいポイントです。
2.社内の聖域化しない!社長の机
はっきり言うと・・・「売上が上がらない。利益が出ない」と嘆く社長の机はだいたい汚れていて、整理整頓ができていません。
どこにモノがあるかわからない。書類が山積みになっている。引き出しが開かない。
机の上は、その人の頭の中と同じ。
整理整頓して、頭をクリアにするだけで、やるべき事が見え、ムダな仕事をしなくてもよくなり、経営者業に集中できるようになります。
社長は会社にとって最も影響力のある存在。その社長が効率化する事が、売上と利益に対する一番の特効薬です。
社長の机だからと、従業員はなかなか踏み入る事はできない聖域。
社長自身にやって頂きます。
まずは二つの事をはじめましょう。
一つ目は、掃除と整理整頓をする時間を明確に決め、その時間は他の仕事を入れない事。
二つ目は、机の上、机の下にモノが無い状態にするまで、モノを捨てる。
3.当たり前だけどやりきれていないトイレ
当たり前のことですがトイレ。新しい・古いは関係ナシ。
便器はもちろん、タイルや隅々、ゴミ箱、窓の枠、手洗いや蛇口、履き物、タオルホルダー。照明が切れている。そして忘れてはいけない“臭い”
いつも使い慣れているところだからこそ、注意して欲しい。
うちは当番でやっているから大丈夫。と思っていると落とし穴。
いつも、掃除しているということは、掃除にも慣れが生まれている場合も。
慣れを払拭する上でも、定期的にトレイだけを大掃除すると効果があります。
4.社長以上の権限で改善も!従業員の休憩スペース
社長の机が整理整頓されたら、次は従業員の休憩スペース。
テーブルの上や下、ゴミ箱、畳や絨毯、ロッカーの扉などなど。
これはある会社で実際にあった話ですが、ロッカーに賞味期限の食品や、いつ洗濯したのかわからない真っ黒の作業着が入っていた事も・・・。
従業員がリラックスする場所、プライベートなものがある場所で、手を出しづらく、従業員の聖域と遠慮される方もいらっしゃいますが、まずはこの認識を変えるところからはじめましょう。
現場の幹部や、従業員の中で掃除や整理整頓に意識の高いスタッフに、この点において、経営者以上の強力な権限を与え、改善活動を行う方法も効果的です。
5.超・盲点!!!掃除の道具入れ
社内の掃除はできているのに、掃除の道具入れはグチャグチャ。ドロドロ。
ゴミや細菌の温床に。ぬれたままのモップがそのままでカビが生えて・・・。掃除道具は乱雑に。
見えないところですが、掃除、整理整頓を行うと・・・。売上・利益がアップ。
よくよく考えればわかる事ですが、掃除のスタートは、掃除の道具入れから。
ココロも道具も、最初が汚いと、どこを掃除しても意味がありませんね。
道具入れは盲点です。中をちゃんと確認しましょう。
いかがでしたか?
5つの場所は、最初に企業に訪問した際にチェックをするところです。
そして、売上や利益を高めたい経営者に、最初に取り組んでもらうようお願いします。
それだけで、売上も利益も上昇カーブを描きます。
売上が上がり、利益の出ている企業は、間違いなく出来ていること。
逆に売上低迷・利益が出てない企業は出来ていません。
是非、自分の会社やお店を見直してみてください。
あとはやるかやらないか。
やれば、確実に業績は改善します。
売上アップや利益改善を目指すなら。読んでほしい記事がこちら。
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